オンラインカジノ初心者なら誰もが最初は疑うのが、オンラインカジノ関連の詐欺ではないでしょうか?「イカサマがあるのではないか?」、「勝っても賞金が支払われるはずがないのでは?」といった心配は誰もがすることだと思われます。
実際は、ほとんどのオンラインカジノが誠実で健全な運営を行っています。なぜかというと、ネット上の悪評というものはあっという間に広がってしまうため。カジノゲームにはハウスエッジがあるため長い目で見れば必ずカジノ側が儲かるようにできており、プレイヤーに長く愛される健全運営を続けたほうがビジネスとして着実に利益を出し続けることができるのです。
それでも、ギャンブルに限らずどんなビジネスでも悪徳な業者は存在するというもの。このひと握りの悪徳オンラインカジノに引っかからないための注意点をここではご紹介していきましょう。
目次
あなたは大丈夫?悪質なオンラインカジノの詐欺に遭わないための対策
では、オンラインカジノにまつわる詐欺は具体的にどのように行われるのでしょうか?これらを理解しておくことで詐欺に遭わないための対策にもなるので、ぜひ参考にしてください。
オンラインカジノの詐欺とは
オンラインカジノの詐欺にはさまざまな手法があります。ただし、結局はどれも顧客から資金を詐取するという目的で共通しています。
オンラインカジノの詐欺で起こりうるトラブル5選
オンラインカジノ 詐欺で最も一般的な5つの例をご紹介していきましょう。
いくら入金してベットしてもイカサマ設定によりゲームに勝てない
オンラインカジノにおけるイカサマといえば、誰もが一度は疑ったことがあるはず。しかしそんな疑念に反して、現在は「イカサマ設定」はほぼ不可能です。
なぜかというと、今のオンラインカジノはそのほとんどが複数のゲームプロバイダーを導入しているため。これらのプロバイダーは第三者機関による定期的な監査を受けており、カジノはおろか、プロバイダー自体による不正操作も一切不可能なのです。
ただし、稀に自前のゲームだけを展開しているオンラインカジノを目にすることがないわけではありません。これらのサイトは信用度がかなり低いので、近寄らないことが賢明です。
勝利金を獲得したにも関わらず出金ができない
これが最も多いオンラインカジノの詐欺に関するトラブルです。ただし多くの場合はボーナスの賭け条件絡みで、プレイヤーがボーナス利用規約をよく確認していないことが理由です。
ボーナスをもらっていないのに難癖をつけて出金に応じないというオンラインカジノも稀にありますが、こういったサイトはすぐに悪評がネット上に広まります。入金する前に、評判や口コミを確認しておくことをおすすめします。
個人情報や決済手段情報の漏洩や悪用
こればかりは、たとえ漏洩や悪用されたとしてもその出どころを突き止めるのは非常に困難なので、確実な対策のしようがありません。これに関してもなるべく運営年数が長く実績があるカジノを選び、評判や口コミを確認しておくというのが最も効果的です。
突然のサイト閉鎖によって残金や勝利金が取り戻せない
何の前触れもなく突然閉鎖されてしまったのでは手の施しようがありません。そうならないためにはしっかりとしたライセンスを取得しているサイトを選ぶことで、そのリスクを低減することができます。
サービス終了時は、オンラインカジノ側の義務
オンラインカジノが何らかの理由により閉鎖する、もしくは日本市場から撤退するというのは実はわりとよくあること。もちろん、その場合は大部分のオンラインカジノが誠実な手順に従った対応をとります。
終了日の告知や、残高の払い戻し対応方法についての説明
大部分のまともなオンラインカジノなら数ヶ月前からメールで何度もその旨を通知し、期限になってもアカウントに残金があるプレイヤーに対しては入金に使った決済方法で強制的に出金されるというのが通例です。
【その他トラブル】オンラインカジノに関してのねずみ講・マルチの勧誘
これはオンラインカジノ自体が詐欺に加担しているわけではないという例ですが、高額な「オンラインカジノ必勝法」の販売やねずみ講・マルチまがいの勧誘を行っているネット広告を目にしたことがある人もいることでしょう。
当たり前ですが、こういった話に乗るのはやめましょう。
悪質なオンラインカジノサイトを選ばないようにする対策ってあるの?
ここまではオンラインカジノにおける詐欺の一般的な手口をご紹介してきましたが、これらに引っかからないための対策を詳しく説明していきましょう。
対策すべきことその1.登録前のゲーミングライセンスの確認
日本で信頼されているオンラインカジノは必ず海外政府機関が発行するゲーミングライセンスを取得しています。ちなみに、法的な問題で日本のライセンスというものは存在しません。もし日本ライセンスを謳うサイトがあれば詐欺なので注意しましょう。
信頼性の高いライセンスの紹介
ゲーミングライセンスの発行は特定の海外政府が行っており、取得するには運営者の資金状況やバックグラウンドチェック、ゲームの公正性、決済システムなどに関する厳しい審査をパスすることが必須となります。定期的な再審査と更新も必要で、万が一詐欺やイカサマが発覚した場合にはただちにライセンス剥奪となります。したがって、信頼性の高いライセンスを取得しているということはオンラインカジノの信頼性を証明する最も簡単な方法だというわけです。
マルタ
マルタライセンスといえばオンラインカジノ業界では最も信頼できるライセンスのひとつとして有名です。ただし仮想通貨決済を認めていないため、最近は日本向けオンラインカジノで見ることはほとんどなくなってしまいました。
マン島
マン島も信頼性の高さで有名ですが、現在は日本向けオンラインカジノのライセンスには関わっていません。
キュラソー
現在はほとんどの日本向けオンラインカジノがキュラソーのライセンスを取得しています。マルタライセンスほどのブランド力はないものの、安定感のある信頼性で知られています。
ジブラルタル
マン島同様、ジブラルタルも現在は主にヨーロッパ市場向けのライセンスを発行しているため、日本向けオンラインカジノで見ることはありません。
オンラインカジノサイト内のゲーミングライセンスの確認方法
通常はそれぞれのオンラインカジノのホームページの一番下にライセンス発行機関とライセンス番号が明記されています。登録する前にかならずこれを確認しておきましょう。
対策すべきことその2. 運営会社の概要や所在地を調べておこう
運営会社の概要と所在地も、通常はライセンスと並んでホームページ下に記載されています。ただしサイトによっては「当サイトについて」または「利用規約」といった他のページに記載されている場合もあります。
日本国内での運営は確実に違法なので要注意
ライセンス同様、法的な事情で日本国内からのオンラインカジノ運営は認められていません。運営元の所在地は必ず確認しておきましょう。
【要注意】悪質詐欺カジノ?!運営会社に関する記載がないオンラインカジノ
運営会社に関する情報がないということは、ライセンスを取得している可能性も低いということになります。どうしてもこの記載が見つからないオンラインカジノは避けるのが安全です。
対策すべきことその3. 契約しているプロバイダーの安全性をチェック
現在はほとんどのオンラインカジノが数十社のゲームプロバイダーと提携しています。実績のある大手プロバイダーにはMicrogaming、NetEnt、Pragmatic Play、Yggdrasil、Play’n GO、Playtech、Evolution Gamingなどがあり、これらのゲームを提供しているカジノは信頼性も高いということになります。
逆に、上で挙げたプロバイダーを1社も導入していないサイトは要注意です。
プレイヤー側の勝率が下がる不正ソフトウェアとは
ライセンスを取得しているオンラインカジノが不正ソフトウェアを使っているということはまずありえません。
しかしライセンスを取得しておらず、なおかつオンラインカジノが自前でゲーム制作している場合は不正ソフトウェアを使用している可能性があります。
オンラインカジノはライセンスを取得していて大手プロバイダーのゲームを導入しているサイトを選びましょう。
対策すべきことその4. カスタマーサポートは信頼できそうかチェック
カスタマーサポートの質は、もしトラブルが発生した際に解決できるかどうかを左右する重要な要素です。初めて入金する前には、何でもいいので少し難しい質問をしてその対応を見ておくことをおすすめします。
懸念すべきカスタマーサポートの特徴
現在はほとんどのオンラインカジノでライブチャットまたはメールによって日本語によるサポートを受けることができます。しかしその質はカジノによってさまざま。そこで、安全性に懸念が出るカスタマーサポートの特徴をいくつか挙げてみましょう。
対応がない場合や返信が遅い
一切の返信がない場合は最悪です。万が一トラブルが発生した際に解決方法がないということなので、悪質なオンラインカジノだといえるでしょう。
また、時間帯によっては混み合っていてライブチャットの返信が遅いこともあります。ライブチャットの場合は15分、メールの場合は24時間を目安に、これ以上返信に時間がかかるサイトは避けるのが無難です。
日本語サポートのコミュニケーションが不自然
最近は自動翻訳機を導入するカジノも増えており、必ずしも日本人がサポートをしているとは限りません。しかしあまりにもコミュニケーションがとれない場合はやはり、そのカジノへの入金は避けた方がいいかもしれません。
日本語での細かい話が通じない
たとえ日本人のサポートスタッフだったとしても、あまりに知識がなさすぎて返答がとんちんかんだということは珍しくありません。必ずしも悪質カジノであるというサインとは限りませんが、後々トラブルが発生した場合に解決が容易にいかなくなるというリスクがあることは覚えておきましょう。
対策すべきことその5. サイトの操作性や利用規約、ゲームの品質に問題が無いか
サイトの操作性はオンラインカジノの悪質度に直結するものではありませんが、ライセンスや運営会社情報の表示が見つかりにくい場合は注意が必要です。
負けが続いて上手く勝てない場合はプロバイダー情報が判断のカギ
ツキがない時は思いがけないほど長く連敗が続くもの。したがって、多少負けが続いたからといってオンラインカジノ側のイカサマやプロバイダーの不正の疑いに直結するというわけではありません。
それを踏まえた上で、前述のとおり、大手ではないゲームプロバイダー1社だけで運営されているオンラインカジノは赤信号です。各ゲームの直近還元率を開示しているプロバイダーのゲームだけをプレイするのが理想です。
プレイヤーにとってフェアな利用規約の内容
利用規約はプレイヤーとカジノの間の約束事を記したものです。プレイする前に必ず目を通しておく必要があるものですが、あまりに難解だったり不明瞭だったりすると悪質サイトの可能性があります。サポートに問い合わせても満足な答えが得られない場合は避けたほうが賢明です。
対策すべきことその6. 入出金時の対応
やはり誰でも一番気になる点が、入金と出金です。特に出金に関しては、トラブルが最も発生しやすいポイント。対策法をいくつかご紹介します。
入金額が正確に自分のアカウントへ反映されるかテストしてみる
まずは入金のテスト。入金時には問題は比較的起こりにくいものの、利用規約に明記されていない手数料などが差し引かれている可能性もあるのでゲームプレイを始める前に確認しましょう。
大きな金額を入金する前にまずは少額でテスト入金→プレイ→出金を
少額を入金してみて少しプレイしてみた後で、出金を試して見る方法もあります。ただし初回入金ボーナスを満額で受け取れなくなる可能性がある上に、悪質なカジノだと少額出金と高額出金で対応が変わる可能性もあるのであまり効果的ではありません。
出金ができない場合や出金が大幅に遅れる場合は要注意
難癖をつけられてどうしても出金できない場合はオンラインカジノフォーラムやカジノのライセンス発行元に訴え出るのが最終手段となります。ただしその場合は英語でのコミュニケーションが前提となります。
優良なオンラインカジノの出金スピードの目安
優良オンラインカジノなら通常は出金申請から24時間以内に、銀行送金の場合は3営業日以内に出金先の口座への送金が完了します。
対策すべきことその7. インターネット上の評判や口コミを調査する
最も有効な対策がこれです。新しいオンラインカジノでプレイを始める際は、まず複数のサイトで評判や口コミをチェックしておきましょう。
過去に実際にあった不正・詐欺行為を働いたオンラインカジノの事例
過去には実際に不正・詐欺行為を働いたオンラインカジノが複数明るみに出たことがありました。最も多いケースが、出金を行うことなく閉鎖という事例。これらのカジノはまず支払いの遅延が多数報告されてから閉鎖となることが多いので、正当な理由なく出金が遅れた場合はそのカジノへは再入金しないことが得策です。
悪質なオンラインカジノの詐欺被害を報告する方法
では、実際にオンラインカジノで詐欺被害に遭ってしまったらどうすればいいんでしょうか?
消費者生活センターに相談する
日本の消費者生活センターに相談するという手もあります。ただしもともオンラインカジノは法的にグレーエリアである上に、海外企業によって運営されているため、果たして日本の公的機関が動いてくれるかどうかには疑問符がつきます。
ライセンス機関の窓口に報告する
そこで最も効果的なのが、ライセンス発行元機関への報告です。ライセンス発行元は高額なライセンス料を請求する代わりに信頼の裏づけをオンラインカジノに与えています。そしてライセンスを与えたサイトが問題を起こすとライセンス発行元の信頼性をも低下させることになり、将来的なライセンス料収入にも影響を及ぼすことになります。したがって、ライセンス発行機関は悪質なカジノを野放しにするのではなく、振る舞いを正す理由があるというわけです。
オンラインカジノの詐欺対策のまとめ
それでは、オンラインカジノの詐欺対策としてできることをおさらいしてみましょう。
オンラインカジノの公式サイトで確認できる情報
基本的に、優良カジノを選ぶために必要な情報はすべてオンラインカジノの公式サイトで入手できるはずです。以下が、プレイする前にチェックしておきたい情報です。
運営会社やその住所
運営企業名と所在地は、ホームページ下部に記載されていることが一般的です。
取得しているライセンスとそのライセンス番号
ライセンスの種類とライセンス番号も同じく、通常はホームページ下部に記載されています。
プレイヤーに対してフェアな利用規約
利用規約がわかりやすく、矛盾する点や不明瞭な点がないことを確認しましょう。
契約しているゲームプロバイダー
ゲームプロバイダーは大手複数を含む数十社と契約していることが理想的です。
ネット上のオンラインカジノの評判、口コミなども大事な情報
最後に、掲示板サイトやSNSでそのカジノについての評判や口コミをチェックしておくことも大切です。
よくある質問
海外のオンラインカジノでプレイすることは罪になりますか?
現状の日本の法律では海外で運営されているギャンブルサイトでプレイしても取り締まる法律がないため、明確な違法行為だということはできません。
どのような理由で会社にオンラインカジノの収入はバレてしまいますか?
オンラインカジノから得た収益に関しては申告して、所得税を収める必要があります。収益が大きくなりすぎると所得税額も増えてしまうので、会社にバレる可能性があります。
日本人のオンラインカジノ人口はどれくらい?
正確な統計はとれないものの、最新の調査では300万人弱が最低1回はオンラインカジノを経験したことがあるとされています。
悪質なオンラインカジノのケースにはどのようなケースが挙げられますか?
最も多いケースが、賞金の未払いもしくは出金拒否です。逆に、ゲームにイカサマが仕組まれているということはほとんど事例がありません。